'\" te
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.TH hash 1 "2011 年 7 月 12 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド"
.SH 名前
hash, rehash, unhash, hashstat \- ディレクトリの内容の内部ハッシュテーブルの評価
.SH 形式
.LP
.nf
\fB/usr/bin/hash\fR [\fIutility\fR]
.fi

.LP
.nf
\fB/usr/bin/hash\fR [\fB-r\fR]
.fi

.SS "sh"
.LP
.nf
\fBhash\fR [\fB-r\fR] [\fIname\fR]...
.fi

.SS "csh"
.LP
.nf
\fBrehash\fR 
.fi

.LP
.nf
\fBunhash\fR 
.fi

.LP
.nf
\fBhashstat\fR 
.fi

.SS "ksh88"
.LP
.nf
\fBhash\fR [\fIname\fR]...
.fi

.LP
.nf
\fBhash\fR [\fB-r\fR]
.fi

.SH 機能説明
.SS "/usr/bin/hash"
.sp
.LP
\fB/usr/bin/hash\fR ユーティリティーは、見つかったユーティリティーの位置を現在のシェル環境がどのように記憶するか、その記憶方法を変更します。具体的には、指定された引数に従って、新たなユーティリティーをユーティリティー位置リストに追加したり、リストの内容を消去したりします。引数を指定しないと、リストの内容が報告されます。\fB-r\fR オプションを指定すると、シェルは記憶したすべての位置を忘れます。
.sp
.LP
シェルの組み込みユーティリティーとして提供されているものについては、\fBhash\fR は報告対象としません。
.SS "sh"
.sp
.LP
シェルは、各 \fIname\fR ごとに、それが示すコマンドの検索パス内の位置を決定し、記憶します。\fI\fR\fB-r\fR オプションを指定すると、シェルは記憶したすべての位置を破棄します。\fB\fR引数が与えられない場合、\fBhash\fR は記憶されたコマンドに関する情報を表示します。この出力表示において、\fIHits\fR の列はシェルプロセスによってコマンドが呼び出された回数を表します。\fICost\fR は、検索パスのコマンドを見つけるのに必要な作業量です。コマンドが検索パスの「相対」ディレクトリにある場合、そのディレクトリの変更後に そのコマンドが格納された位置が再計算されます。この再計算が行われる予定のコマンドに対しては、\fIHits\fR 情報の隣にアスタリスク (\fB*\fR) が示されます。\fICost\fR の値は、再計算が行われるたびに増加します。
.SS "csh"
.sp
.LP
\fBrehash\fR は新しく追加されたコマンドに合わせて、\fBpath\fR 環境の変数に記憶しているディレクトリの内容の内部ハッシュテーブルを再計算します。
.sp
.LP
\fBunhash\fR は内部ハッシュテーブルを使用不能にします。
.sp
.LP
\fBhashstat\fR は内部ハッシュテーブルがコマンドの検索 (実行を伴わない) にどの程度有効に働いているかを示す統計情報を出力します。\fB\fR\fB\fRハッシュ関数がヒットの可能性を示しているパスの各コンポーネントと、' / ' で始まらない各コンポーネントについて、実行しようとします。\fI\fR
.SS "ksh88"
.sp
.LP
シェルは、各 \fIname\fR ごとに、それが示すコマンドの検索パス内の位置を決定し、記憶します。\fI\fR\fB-r\fR オプションを指定すると、シェルは記憶したすべての位置を破棄します。\fB\fR引数が与えられない場合、\fBhash\fR は記憶されたコマンドに関する情報を表示します。
.SH オペランド
.sp
.LP
\fBhash\fR では次のオペランドがサポートされています。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fIutility\fR \fR
.ad
.RS 12n
.rt  
位置のリスト内で検索する、あるいはリストに追加するユーティリティー名。
.RE

.SH 出力
.sp
.LP
引数を 1 つも指定しないと、\fBhash\fR の標準出力が使用されます。その形式は決まっていませんが、現在のシェル環境用の位置リストにある各ユーティリティーのパス名は含まれています。このリストは、以前に実行された \fBhash\fR 呼び出し中に指定されていたユーティリティーをすべて含んでおり、さらに通常のコマンド検索プロセスで呼び出され見つけられたユーティリティーを含んでいることもあります。
.SH 環境
.sp
.LP
\fBhash\fR の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、\fBenviron\fR(5) を参照してください。\fBLANG\fR、\fBLC_ALL\fR、\fBLC_CTYPE\fR、\fBLC_MESSAGES\fR、および \fBNLSPATH\fR。
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fBPATH\fR\fR
.ad
.RS 8n
.rt  
\fIutility\fR の位置を指定します。
.RE

.SH 終了ステータス
.sp
.LP
次の終了値が返されます。\fB\fR
.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB\fB0\fR\fR
.ad
.RS 6n
.rt  
正常終了。
.RE

.sp
.ne 2
.mk
.na
\fB>\fB0\fR\fR
.ad
.RS 6n
.rt  
エラーが発生した。
.RE

.SH 属性
.sp
.LP
属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。
.sp

.sp
.TS
tab() box;
cw(2.75i) |cw(2.75i) 
lw(2.75i) |lw(2.75i) 
.
属性タイプ属性値
_
使用条件system/core-os
_
インタフェースの安定性確実
_
標準T{
\fBstandards\fR(5) を参照してください。
T}
.TE

.SH 関連項目
.sp
.LP
\fBcsh\fR(1), \fBksh88\fR(1), \fBsh\fR(1), \fBattributes\fR(5), \fBenviron\fR(5), \fBstandards\fR(5)