'\" te .\" Copyright (c) 2000, 2011, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. .TH dos2unix 1 "2011 年 7 月 7 日" "SunOS 5.11" "ユーザーコマンド" .SH 名前 dos2unix \- DOS 形式から ISO 形式へのテキストファイルの変換 .SH 形式 .LP .nf \fBdos2unix\fR [\fB-ascii\fR] [\fB-iso\fR] [\fB-7\fR] [\fB-437\fR | \fB-850\fR | \fB-860\fR | \fB-863\fR | \fB-865\fR] \fIoriginalfile\fR \fIconvertedfile\fR .fi .SH 機能説明 .sp .LP \fBdos2unix\fR ユーティリティーは \fBDOS\fR 拡張文字セットの文字を、対応する \fBISO\fR 標準文字に変換します。 .sp .LP このコマンドは、\fBDOS\fR と SunOS のどちらからでも起動できます。ただしファイル名は、コマンドが起動された環境の命名規則を満たさなければなりません。 .sp .LP 元のファイルと変換されたファイルが同じである場合、\fBdos2unix\fR は、変換後のファイルで元のファイルを上書きします。 .SH オプション .sp .LP サポートしているオプションは、次のとおりです。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-ascii\fR\fR .ad .RS 10n .rt 余分なキャリッジリターンを削除して、\fBDOS\fR 形式のテキストファイル内のファイルの終わり文字を、SunOS の要件に合うように変換します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-iso\fR\fR .ad .RS 10n .rt これはデフォルトです。\fBDOS\fR 拡張文字セットの文字を、対応する \fBISO\fR 標準文字に変換します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-7\fR\fR .ad .RS 10n .rt 8 ビットの \fBDOS\fR グラフィックス文字を 7 ビット空間文字に変換して、SunOS がファイルを読み取れるようにします。 .RE .sp .LP 非 i386 システム上では、\fBdos2unix\fR はキーボードの種類を取得して、使用するコードページを決定します。そうでない場合、キーボードの種類はデフォルトで US です。使用するコードページを無効にするには、次のオプションを使用します。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-437\fR\fR .ad .RS 8n .rt 米国英語のコードページを使用します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-850\fR\fR .ad .RS 8n .rt 複数言語のコードページを使用します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-860\fR\fR .ad .RS 8n .rt ポルトガル語のコードページを使用します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-863\fR\fR .ad .RS 8n .rt フランス系カナダ語のコードページを使用します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fB-865\fR\fR .ad .RS 8n .rt デンマーク語のコードページを使用します。 .RE .SH オペランド .sp .LP 次のオペランドは必須です。 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fIoriginalfile\fR \fR .ad .RS 18n .rt \fBISO\fR 形式に変換される \fBDOS\fR 形式の元のファイル .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fIconvertedfile\fR \fR .ad .RS 18n .rt \fBDOS\fR 形式の元のファイルから変換された \fBISO\fR 形式の新しいファイル .RE .SH 属性 .sp .LP 属性についての詳細は、マニュアルページの \fBattributes\fR(5) を参照してください。 .sp .sp .TS tab() box; cw(2.75i) |cw(2.75i) lw(2.75i) |lw(2.75i) . 属性タイプ属性値 _ 使用条件system/core-os .TE .SH 関連項目 .sp .LP \fBunix2dos\fR(1), \fBls\fR(1), \fBattributes\fR(5) .SH 診断 .sp .ne 2 .mk .na \fB\fBFile \fIfilename\fR not found, or no read permission\fR\fR .ad .sp .6 .RS 4n 指定した入力ファイルが存在しないか、読み取り権が与えられていません。SunOS の \fBls\fR \fB-l\fR コマンド (\fBls\fR(1) を参照) で検査します。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fBBad output filename \fIfilename\fR, or no write permission\fR\fR .ad .sp .6 .RS 4n 指定された出力ファイルが無効であるか、あるいは、そのファイルまたはそのファイルを含むディレクトリの書き込み権がありません。また、ドライブが書き込み保護されていないか検査してください。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fBError while writing to temporary file\fR\fR .ad .sp .6 .RS 4n 現在のドライブに十分な領域がないために、ファイルの変換中にエラーが発生しました。\fBDIR\fR コマンドを使用して、現在のドライブ上の領域を検査してください。また、デフォルトのドライブが書き込み可能であることを (書き込み保護されていないことを) 確認してください。このエラーが発生した場合、元のファイルは変更されません。 .RE .sp .ne 2 .mk .na \fB\fBTranslated temporary file name =\fR \fIfilename\fR.\fR .ad .br .na \fB\fBCould not rename temporary file to \fIfilename\fR.\fR\fR .ad .sp .6 .RS 4n プログラムが、ファイル変換の最終段階を実行できませんでした。変換されたファイルは、前述のメッセージの 2 行目に示された名前で保存されます。 .RE