ディスクとパーティション分割 このパネルでは、インストール先としてディスクまたはディスク上のパーティションを選択できます。 このパネルではまた、既存のパーティションの削除や Solaris パーティションの作成などの、パーティションレイアウトの調整を行うこともできます。 このパネルには、Oracle Solaris オペレーティングシステム (OS) のインストールのための最小サイズと推奨最小サイズが表示されます。 手順 1. ディスクを選択します。 このパネルには、システム上で使用可能な内蔵ディスク、外付けディスク、およびストレージカードなどの従来とは異なる「ディスク」が表示されます。 このパネルでディスクを選択すると、すでにそのディスク上に存在するパーティションが表示されます。 注: ディスクの詳細を表示するには、カーソルをディスクアイコンの上に移動します。 ポップアップウィンドウに、ディスクの詳細が表示されます。 正常インストールのためのサイズに満たないディスクは、そのようにラベル付けされます。 2. 「ディスク全体を使用する」または「ディスクを分割する」を選択します。 注意: 「ディスク全体を使用する」を選択した場合は、インストール中にディスク全体が消去され、新しい Oracle Solaris OS により GPT フォーマットで上書きされます。 注意: 「ディスクをパーティション分割する」を選択したときに、既存のパーティションテーブルを読み取れない場合は、提案される GPT パーティションがパネルに表示されます。 この場合は、インストール中にディスク上の既存のすべてのデータが破棄され、新しい Oracle Solaris OS により GPT フォーマットで上書きされます。 「ディスク全体を使用する」を選択した場合、「次へ」をクリックし次のパネルへ進むことができます。 「ディスクをパーティション分割する」を選択した場合は、必要に応じて次の手順に進みます。 3. インストールに使用する Solaris パーティションを設定するか、または推奨されるパーティション指定を受け入れます。 重要: ディスク全体またはフォーマットされていないディスクにインストールする場合、インストーラは GPT フォーマットを使用します。 ただし、既存の GPT パーティションまたは DOS パーティションがデフォルトで保持され、このパネルに表示されるため、既存のパーティションを保持してそこにインストールできます。 「ディスクをパーティション分割する」を選択した場合は、選択されたディスクの既存の GPT パーティションまたは DOS パーティションがパネルに表示されます。 各パーティションは、ディスク上に配置されているのと同じ順序で表示されます。 各パーティションのパーティションタイプ、現在のサイズ、および利用可能なディスク容量の最大値も表示されます。 既存の Solaris パーティションが存在する場合、デフォルトでは、そのパーティションがインストール先として選択されます。 Solaris パーティションにインストールする必要があります。 注: 既存の Solaris パーティションをインストール先として使用し、ほかのパーティションを変更しない場合は、インストール中にその Solaris パーティションが上書きされ、ほかの既存のパーティションは変更されません。 * ディスクに既存の DOS パーティションが含まれている場合は、最大 4 つの DOS プライマリパーティションが表示されます。 DOS 拡張パーティションが存在する場合は、その論理パーティションも、拡張パーティション内のディスクの配置順に表示されます。 Solaris パーティションは 1 つしか許可されないため、その Solaris パーティションをインストールに使用する必要があります。 Solaris パーティションは、拡張パーティション内の論理パーティションである場合があります。 注: DOS パーティションは、オペレーティングシステムのインストールに使用するには 2 TB より大きくすることができません。 2 TB より大きいディスクの場合は、GPT パーティションを使用します。 * ディスクに既存の GPT パーティションが含まれている場合は、それらの GPT パーティションが表示されます。 最大 7 つの GPT パーティションがサポートされます。 インストール中に 1 つまたは複数の Solaris パーティションを作成できますが、インストール先として 1 つの Solaris パーティションを選択する必要があります。 既存の Solaris GPT パーティションが複数存在する場合、デフォルトでは、最初の適切な Solaris GPT パーティションがインストール先として選択されます。 Linux-swap の手順: サードパーティー製の DOS パーティション分割ツールを使用した場合は、この画面に、Oracle Solaris OS をインストールできる Linux-swap という名前の DOS パーティションが表示されます。 ドロップダウンボックスの Linux-swap DOS パーティションのタイプを「Solaris2」に変更します。 詳細は、下の「パーティション分割のその他の手順」を参照してください。 4. オプション: インストール先として使用される Solaris パーティションを設定したら、このパネルで全体的なパーティションレイアウトをさらに変更できます。 下の「パーティション分割のその他の手順」を参照してください。 変更した内容は、インストール中に実装されます。 「ディスク」パネルで「リセット」ボタンを押すことによって、変更を取り消すことができます。 5. 選択を完了したら、「次へ」を押して続行します。 パーティション分割のその他の手順 「ディスク」パネルでは、次のいずれかのオプションを選択してパーティション設定を受け入れるか、または変更することができます。 * 既存の Solaris パーティションを現在のサイズでインストール先として使用できます。 * 使用可能なスペースが存在する場合は、そのパーティションの新しいサイズ (最大で、表示されている使用可能なスペース) を入力することによって、Solaris パーティションまたは DOS 拡張パーティションのサイズを変更できます。 注: 利用可能な領域とは、選択されたパーティションの前後に隣接する未使用の領域を指します。 パーティションを拡大する場合は、そのパーティションのあとにある未使用のスペースが最初に使用されます。 次に、そのパーティションの前にある未使用のスペースが使用され、選択されたパーティションの開始セクターまたはシリンダが変更されます。 * 既存の Solaris パーティションが存在しない場合は、パーティションを選択し、そのパーティションのドロップダウンメニューの選択を「Solaris」に変更することによってタイプを「Solaris」に変更する必要があります。 インストール中に、この変更によって既存のパーティションの内容が消去されます。 新しい Solaris パーティションのサイズを変更できます。 * 既存の Solaris パーティションまたは既存の DOS 拡張パーティションのサイズを減らすことができます。 ただし、パーティションのサイズを減らすか、またはそのタイプを変更した場合は、インストール中に既存のパーティションの内容が消去されます。 それ以外の場合、インストール中に既存のパーティションの内容は保持されます。 * パーティションタイプのドロップダウンの選択を「未使用」に変更することによって、任意のパーティションを削除できます。 インストール中に、既存のパーティションの内容が消去され、結果として得られる未使用のスペースは隣接するパーティションで使用できるようになります。 * 既存の DOS パーティションが存在するときに別のパーティションにインストールする場合は、まずドロップダウンメニューでタイプを「未使用」に変更することによって、既存の Solaris パーティションをすべて削除する必要があります。 そのあと、別のパーティションを選択し、ドロップダウンメニューでそのタイプを「Solaris」に変更できます。 * DOS 拡張パーティション内に新しい Solaris パーティションを作成する場合の手順は、前に説明した手順と同様です。 まず、既存の Solaris パーティションがある場合は、ドロップダウンリストでそのタイプを「未使用」に変更して、そのパーティションを削除します。 次に、拡張パーティションがまだ存在しない場合は、ドロップダウンメニューでパーティションタイプを「拡張」に変更して、新たに作成します。 拡張パーティションのサイズは変更することができます。 次に、拡張パーティション内の論理パーティションの 1 つを Solaris パーティションに変更します。 論理パーティションは、そのパーティションを含む拡張パーティションのサイズまで拡大できます。 注: DOS 拡張パーティションが存在しない場合は、1 つの新しい DOS 拡張パーティションを、Solaris のインストール先にすることなく作成できます。 ドロップダウンメニューで既存のパーティションタイプを「拡張」に変更するだけです。 拡張パーティションは 1 つだけ置くことができます。 拡張パーティションのサイズは変更することができます。